癌の切除後に、分子標的薬や免疫治療薬とプラセボを比較する補助療法のランダム化フェーズ3試験を対象に、系統的レビューとメタアナリシスを行ったアルゼンチンArgentine Association of Clinical Oncology(AACO)のMatias Rodrigo Chacon氏らは、プラセボ群の18%がグレード3-4の有害事象を経験していたと報告した。データは、JAMA Network Open誌電子版に2018年12月7日に掲載された。

 プラセボの投与によって生じる有害事象は、ノセボ効果と呼ばれる。これまでにノセボ効果について報告されていたのは、主に鎮痛薬と、皮膚科、精神科(うつ病)、神経科の領域の治療薬だった。癌治療の臨床研究では、プラセボ効果に言及した研究は多数あったが、プラセボ群に発生した有害事象について分析した研究は、ほとんどなかった。

 重度の有害事象によって、割り付け薬を継続できなくなるプラセボ群の患者の割合が大きいと、臨床試験のデザイン自体を損なうことになりかねない。そこで著者らは、新しい癌治療薬を補助療法として適用したランダム化試験を対象に、プラセボ群の有害事象の発生率を調べる系統的レビューとメタアナリシスを計

プラセボ群の有害事象発生率は無視できないの画像

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