地中海食の遵守度が高い人では、心血管疾患(CVD)リスクが低いことは示されていたが、その分子的な機序は明らかではなかった。スウェーデンUppsala大学のShafqat Ahmad氏らは、Women's Health Studyのデータを用いて地中海食がCVDリスクを減らす要因について分析し、リスク減少の一部は炎症マーカー、グルコース代謝とインスリン抵抗性などの改善により説明できると報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2018年12月7日に掲載された。

 地中海食がCVDリスクを減らすことを報告したのは主に欧州で行われた臨床試験で、米国ではランダム化試験が行われていない。米国人の母集団を対象にした観察研究では、地中海食の摂取率が高い上位20%のCVDリスクが、4年間の追跡で9%減少していた。そこで著者らは、10年を超える長期追跡でのリスク減少と、それに寄与する要因を調べるためにWomen's Health Studyのデータを分析することにした。

 Women's Health Studyは、ベースラインでCVDではない、45歳以上の女性の医療従事者3万9876人を登録し、低用量アスピリンまたはビタミンEにランダム割り付けして、平均で11.6年(最長12年)追跡

地中海食が良い理由をバイオマーカーで探るの画像

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