米国California大学San Francisco校のRebecca Smith-Bindman氏らは、Kaiser Permanente Washingtonに加入している女性を対象に、卵巣の超音波検査所見と卵巣癌のリスクを調べるネステッドケースコントロール研究を行い、複雑な嚢胞や充実性腫瘤が見つかった女性は卵巣癌の発症率が高かったが、単純嚢胞の場合は画像所見が正常だった女性と変わらなかったと報告した。結果は、JAMA Intern Med誌電子版時2018年11月12日に掲載された。

 経腟超音波検査で見つかる卵巣腫瘤の大半は、正常な生理学的プロセスによって生じたもので、悪性腫瘍はまれだ。しかし、卵巣癌の転帰は不良なことが多いため、万一に備えて経過観察を続けたり、特に閉経後の女性では外科的切除を実施する場合もある。これまでに一般女性の母集団を対象に、卵巣腫瘤の有病率や、画像所見の特徴別に見た卵巣癌のアウトカムを調べた研究は報告されていないため、著者らは米国の代表的なHMOの1つであるKaiser Permanente Washingtonの加入者を対象に分析することにした。

 加入者のうち、1997年1月1日から2008年12月31日までに、癌の病歴を持たない18歳以上の女性7万2093

超音波画像所見別の卵巣癌リスクを推定の画像

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