英国London大学衛生熱帯医学大学院のIpek Gurol-Urganci氏らは、腹圧性尿失禁(SUI)に対して、メッシュを用いた中部尿道スリング手術(MUS)を受けた女性を長期間追跡し、メッシュ除去術やSUIに対する再手術率を評価する後ろ向きコホート研究を行い、手術から9年後までに、メッシュの摘出が必要になった患者は3.3%で、SUIに対する再手術を受けた患者は4.5%、それらを含むあらゆる手術を受けていたのは6.9%だったと報告した。結果は、JAMA誌2018年10月23/30日号に掲載された。

 18歳以上の女性のおおよそ3人に1人が、生涯に1度はSUIを経験すると言われている。MUSは、より侵襲性が低い外科治療として登場し、2010年には米国で25万件の手術が実施されたと推定されている。しかし、MUSを受けた女性の長期的な転帰に関する情報はほとんどなかった。そこで著者らは、英国のNHS病院で2006~2016年に最初のMUSを受けた患者の長期成績を最長で10年間追跡することにした。

 英国の入院患者の全診療データを記録しているHospital Episode Statistics(HES)を用いて、2006年4月1日から2015年12月31日までに、SUIの治療のために初回のMUSを受けた18歳以上の女性患者を特定した

腹圧性尿失禁に対する手術の長期成績の画像

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