待機的な大腸手術の前の、機械的腸管処置(MBP)と抗菌薬の経口投与(OAB)の適用に対する関心が再び高まっている。これまで、MBP+OAB、OABのみ、MBPのみ、前処置なしという4通りのアプローチの有効性を同時に比較する研究は行われていなかった。オーストラリアSydney大学のJames W. T. Toh氏らは、ランダム化対照試験(RCT)を対象にネットワークメタアナリシスを行い、術後の手術部位感染(SSI)リスクが最も低い方法は、MBP+OABだったと報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2018年10月12日に掲載された。

 待機的な大腸手術の前処置に関する各国のガイドラインには差があり、米国では塩類下剤などを用いたMBPと、OABの併用が推奨されているが、オーストラリアではMBPのルーチン使用は推奨されていない。また、欧州で2017年に行われた調査では、OABを適用する外科医は少なく、主に周術期の抗菌薬静注(IVAB)が選択されていることが明らかになっている。

 そこで著者らは、どのアプローチが、大腸手術後の手術部位感染(SSI)の発生率を最低にするのかを検討するために、ネットワークメタアナリシスを計画した。PRISMAガイドラインに従って、PubMed、コク

大腸手術後のSSIを最も減らす方法を比較の画像

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