米国では、妊娠27〜36週の妊婦に対して、Tdap(破傷風・ジフテリア・百日咳)ワクチンの接種が推奨されている。しかし、いつ予防接種を行うと、臍帯血の百日咳抗体濃度が最高に達するのかを調べた研究はなかった。米国Baylor医科大学のC. Mary Healy氏らは、600人を超える妊婦を対象に前向きコホート研究を行い、妊婦がTdapを受けた場合、ワクチンを受けなかった妊婦に比べ、臍帯血の百日咳抗体濃度が有意に高く、抗体濃度が最大となる最適の接種時期は、妊娠週数27〜30週だったと報告した。詳細は、JAMA誌2018年10月9日号に掲載された。

 先進国では、百日咳に関連する乳児死亡はほとんどが生後3カ月以内に起こっている。米国の小児の予防接種スケジュールでは、生後2カ月からTdapが推奨されている。従って、それまでの期間を母胎からの移行抗体に守られることが望ましい。米疾病管理予防センター(CDC)は、2013年に妊娠週数27〜36週までの妊婦に対するTdapの投与を推奨した。そこで著者らは、Tdapの接種を受けた妊婦と受けなかった妊婦の、臍帯血中の抗百日咳毒素抗体濃度を比較し、新生児の抗体価を最大にするために最適な接種時

妊婦へのTdap接種は妊娠27〜30週が好ましいの画像

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