米Harvard大学医学部のAndrea L. Roberts氏らは、Nurses' Health Study(NHS)とNurses' Health Study II(NHS II)の参加者を約20年間追跡したデータを用いて、うつ病の病歴がある女性は全身性エリテマトーデス(SLE)を発症するリスクが高かったと報告した。結果はJAMA Psychiatry誌電子版に2018年9月12日に掲載された。

 うつ病と自己免疫疾患の関連を指摘した研究は多数報告されている。例えば、自己免疫疾患患者ではうつ病の有病率が高いことを示した横断的研究や、うつ病患者では自己免疫疾患の重症度が高いことなどが示唆されていた。また、うつ病に関係する免疫系の活性化が、自己免疫疾患の発症に結びつく可能性も指摘されていた。  

 今回著者らはSLEとうつ病の関係を検討することにし、うつ病がSLEリスクを上昇させるかどうかを明らかにするために、代替仮説(うつ病がSLEの初期症状である可能性、診断前のSLEの症状がうつ病を引き起こす可能性、初期のSLEがうつ病と誤診された可能性)についても併せて検討することにした。

 NHSは、12万1700人の看護師が参加して1976年にスタートしたコホート研究だ。一方、NHS II

うつ病歴のある女性はSLEを発症しやすいの画像

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