HPVの持続感染は、関連する癌の治癒に成功した癌サバイバーに、2つ目のHPV関連の原発癌(HPV-SPC)をもたらす可能性がある。米Texas大学Health Science CenterのRyan Suk氏らは、米国の癌登録のデータを分析し、初発のHPV関連癌の部位別に、HPV-SPCの発症率を調べ、同じ地域の一般母集団や、HPVとは関連しないとされる癌のサバイバーに比べ、HPV-SPCの発症リスクが高かったと報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2018年9月7日に掲載された。

 HPV関連癌は、前癌病変の段階で検出し、適切に管理すれば予防できる。浸潤性のHPV-SPCの場合も早期発見により、生存率が向上する。しかし、子宮頸癌患者以外のHPV関連癌サバイバーを対象とするスクリーニングは推奨されていない。そこで著者らは、HPV関連癌サバイバーのHPV-SPCのリスクが高いことを確かめ、HPV-SPCリスクは過去40年間に上昇したという仮説を検証するために、米国の癌登録を利用した後ろ向きコホート研究を実施した。

 著者らは、米国立がんセンター(NCI)が管理しているSurveillance Epidemiology and End Results(SEER)データベースから、アトランタ、コネティ

HPVの持続感染は複数の原発癌を発症するの画像

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