PD-1/PD-L1阻害薬で治療中の癌患者に、急速な腫瘍増大(hyperprogressive disease;HPD)を示す例があることが報告されている。仏Gustave Roussy研究所のRoberto Ferrara氏らは、レトロスペクティブなコホート研究で非小細胞肺癌患者にPD-1/PD-L1阻害薬を投与した場合のHPDの有病率と予後への影響を検討し、標準的な化学療法薬の単剤投与に比べてHPDの有病率は高く、予後不良に関連していたと報告した。詳細は、JAMA Oncology誌電子版に2018年9月6日に掲載された。

 HPDは、PD-1/PD-L1阻害薬の投与を受けた非小細胞肺癌(NSCLC)患者で、これまで見られなかった進行のパターンだ。そこで著者らは、1次治療が奏功せず進行したNSCLC患者が、2次治療としてPD-1/PD-L1阻害薬を使用した場合と、単剤の化学療法を受けた場合の、HPDの有病率とアウトカムについて検討することにした。

 対象は、2012年11月10日〜2017年4月5日にフランス国内の8施設で治療を受けた年齢18歳以上の非小細胞肺癌患者で、ステージIIIまたはIVの診断が確定し、第2選択薬としてPD-1/PD-L1阻害薬(

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