せん妄は、入院中の高齢者に発生しやすい。米Providence Veterans Affairs Medical CenterのChristopher W. Halladay氏らは、入院時の年齢が80歳以上、認知障害あり、感染症あり、血清ナトリウムの異常値、という4要因に基づいてせん妄リスクを高精度に予測できると報告した。詳細は、JAMA Network Open誌電子版に2018年8月24日に掲載された。

 救急部門を受診した患者の最大で15%、急性期病棟に入院した高齢患者では18〜39%がせん妄を発症したという報告がある。高齢の認知症患者では、その割合が57%にもなる可能性も示されている。一方、現場ではせん妄に対する認識が十分ではなく、見逃しも多く最大70%と推定した報告もある。

 英国の国立保健医療研究所(NICE)は、先に、せん妄診療ガイドライン作製の一環として、入院後に発生するせん妄の危険因子に関する包括的な系統的レビューとメタアナリシスを行い、せん妄の危険因子を6つ同定(65歳と80歳をカットオフ値とする年齢、認知障害、疾患の重症度、感染、骨折、視力障害)、それらを組み合わせて、2種類のせん妄スコアリング・アルゴリズム(electronic NICEとPendlebury NICE)を提案して

より簡便に入院時のせん妄リスクを評価の画像

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