フレイル栄養不良が高齢者の健康に及ぼす影響を長期追跡試験で調べた、シンガポールGeriatric Education and Research InstituteのKai Wei氏らは、栄養状態が良好なフレイルではない高齢者に比べ、栄養状態不良のフレイル高齢者はADLに支障を来し、QOLが低く、死亡率が高かったと報告した。結果は、JAMA Network Open誌電子版に2018年7月13日に報告された。

 身体的フレイルと栄養不良は、異なる状態だが密接に関係している。病態生理学的機序には共通性があり、社会人口学的、身体的危険因子も共通している。実際にフレイルで栄養不良の高齢者は少なくない。しかし、これまでに行われた研究では、フレイルと栄養不良の両方の要因を評価して、健康状態のアウトカムを評価したものはなかった。

 そこで著者らは、フレイルと栄養不良を単独または両方とも該当する高齢者の健康状態を評価するために、住民ベースの長期的コホート研究Singapore Longitudinal Aging Study 1(SLAS-1)の参加者のデータを分析することにした。この研究では、2003年9月1日から2005年12月23日までの期間に調査に参加した地域在住の55歳以上の人々を登録し

フレイルで栄養不良の高齢者は介入が必要の画像

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