成人の喘息患者の心房細動(AF)のリスクを検討する住民ベースのコホート研究を行ったノルウェー科学技術大学のAivaras Cepelis氏らは、喘息ではない人に比べ、喘息患者は追跡期間中のAF発症率が高く、喘息のコントロールが不良であるほどリスクは高かったと報告した。JAMA Cardiology誌電子版に2018年7月11日に掲載された。

 AF患者とコントロール不良の喘息患者は、どちらも全身の炎症マーカーは高値を示すことが知られている。また、喘息の症状軽減に用いられるβ2刺激薬は、心拍数に影響を与え、不整脈のリスクを上昇させることも知られている。また、気道閉塞の指標である1秒率(FEV1)の低下がAFリスクに関係することも示されている。しかし、喘息とAFの関係を検討した研究はほとんどなく、喘息のコントロール状態とAFの間に用量反応関係があるかどうかも不明だった。

 そこで著者らは、喘息の有無、喘息のコントロール状態と、AFの関係について検討することにした。分析にはノルウェーのNord-Trondelag郡に住む20歳以上の成人地域住民に参加を呼びかけた大規模コホート研究HUNTスタディーを利用することにした。HUNTはこれまでに3回参加者を登録しており、現在

喘息がある人は心房細動を起こしやすいの画像

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