中国上海交通大学のQiang Zhao氏らは、大伏在静脈グラフトを用いたCABGを受けた患者にアスピリンチカグレロル、両者の併用の影響を比較するDACAB試験を行い、1年後の開存率はチカグレロルとアスピリンを併用した方がアスピリン単剤よりも有意に高かったと報告した。結果は、JAMA誌2018年4月24日号に掲載された。

 CABGには動脈グラフトを用いた方が、長期的な開存率が高いことは知られている。1996〜2003年に報告されたデータは、大伏在静脈を用いた場合には、1年以内に15〜20%にグラフト不全が発生することを示していた。しかし、米国でも中国でも、いまだに大伏在静脈グラフトが適用される患者も多い。

 大伏在静脈グラフトの早期狭窄には、血小板の活性化と血栓形成が関係する。アスピリンを用いた抗血小板療法が、静脈グラフトの開存率を向上させること、患者の生存率を向上させること、心血管イベント(MACE)を減らすことが示されており、ガイドラインもCABG後の投与を推奨している。

 一方で、抗血小板薬の2剤併用(アスピリン+クロピドグレルまたはプラスグレルもしくはチカグレロ

大伏在静脈グラフトによるCABGの開存率比較の画像

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