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米国糖尿病学会が「糖尿病標準治療2022」発表
「第一選択薬はメトホルミン」の推奨消える
合併症などの患者要因、治療の必要性に応じて判断

 米国糖尿病学会(ADA)は12月20日、「糖尿病の標準治療2022」(Standards of Medical Care in Diabetes-2022、右写真)を発表した。同文書は米国における糖尿病の診療ガイドラインと位置付けられており、新しいエビデンスを取り込む形で毎年改訂されている。その2022年版ではついに、メトホルミンが2型糖尿病に対する唯一の第一選択薬の座から下り、アテローム動脈硬化性疾患(ASCVD)の合併といった患者要因に応じて第一選択薬を判断するという形になった。

 これまで2型糖尿病治療薬としては、禁忌でなく忍容性がある限りメトホルミンが第一選択薬として強く推奨されてきた。これに対して2022年版では、「第一選択となる治療は、基本的にはメトホルミンと包括的な生活習慣改善が含まれるが、患者の合併症や患者中心の医療に関わる要因、治療上の必要性によって判断する」という推奨に変更された。

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