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学会トピック◎米国心臓協会学術集会(AHA2021)
真のHFpEFにもエンパグリフロジンは有効
EMPEROR-Preserved試験からEF 50%以上を抽出し解析

ドイツ・シャリテ ベルリン医科大学のStefan D Anker氏

 EMPEROR-Preserved試験の新たな解析から、「左室駆出率(EF)の保たれた心不全」(HFpEF)の定義に合致したEF 50%以上の集団でも、SGLT2阻害薬エンパグリフロジンは有効であることが明らかになった。同試験はEFが40%以上の慢性心不全患者を対象としており、「真の」HFpEFといえるEF 50%以上の集団における結果の詳細は、公表されていなかった。バーチャル開催された米国心臓協会学術集会(AHA2021、会期:11月13~15日)で、ドイツ・シャリテ ベルリン医科大学のStefan D Anker氏らが報告した。

 EMPEROR-Preservedの対象は、2型糖尿病の有無は問わず、NYHA分類で2~4度、EF40%以上の成人の慢性心不全患者。日本を含む23カ国622施設から登録された5988例を、標準治療にエンパグリフロジン(10mg/日)を上乗せする群(2997例)またはプラセボを上乗せする群(2991例)にランダムに割り付けた。追跡期間は中央値で26カ月だった。

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