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オンライン初診の制度化、今秋の指針改定目指す
指針適用時期はCOVID-19感染状況を見極めて判断

 厚生労働省は2021年6月30日、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」を開催し、初診からのオンライン診療の恒久化・制度化に向けて議論した。初診からのオンライン診療に必要な医学的情報や、初診からのオンライン診療に適さない症状や処方薬などに関する見直しの方針が了承された。

 政府は2021年6月18日、かかりつけ医による初診からのオンライン診療を2022年度から恒久的に認めるとする規制改革実施計画を閣議決定した。今回の同検討会は、これを受けて実施された(関連記事)。今年11月をめどにオンライン診療の指針を改定したい考えだが、新型コロナウイルスCOVID-19)感染症の感染拡大状況を見極めて適用時期を判断する。

 同日の検討会で示された今後の検討方針は以下の3つ。

(1)初診からのオンライン診療の取り扱いについて
・初診からのオンライン診療に必要な医学的情報の詳細
・規制改革実施計画における「オンラインでのやり取り」の取り扱いの詳細や実際の運用
・初診からのオンライン診療に適さない症状・医薬品等

(2)オンライン診療の推進について
・医療提供体制におけるオンライン診療の役割について
・規制改革実施計画における「オンライン診療のさらなる活用に向けた基本方針の策定」について

(3)その他、オンライン診療の安全性・信頼性に関する事項
・初診・再診問わず、医師・患者の同意や、不適切な事例への対応等、安全性・信頼性の担保に関するその他の論点

 なお、(1)の「初診からのオンライン診療に適さない症状・医薬品等」については、日本医学会連合から資料として「オンライン診療の初診に適さない症状」と「オンライン診療での投与について十分な検討が必要な薬剤」を示した「オンライン診療の初診に関する提言」が示され、これを参考に議論が進められる見込みだ。

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