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学会トピック◎第70回米国心臓病学会学術集会(ACC.21)
AF患者の心臓手術時は左心耳閉鎖も追加を
その後の脳卒中リスクが33%減、LAAOS III試験

カナダ・マクマスター大学のRichard Whitlock氏

 心房細動(AF)患者が冠動脈バイパス術や弁膜症などで心臓手術を行う場合、同時に左心耳閉鎖術も行うことで、その後の脳梗塞/全身性塞栓症の発症リスクを33%抑制できたという。4800例余りを対象とした大規模なランダム化比較試験LAAOS IIIの結果で、カナダ・マクマスター大学のRichard Whitlock氏らが、バーチャル開催された第70回米国心臓病学会学術集会(ACC.21、会期:5月15~17日)で発表した。

 AF患者の心臓手術に際して左心耳閉鎖術も行うことは、心房内血栓による脳梗塞の予防に有効と考えられてきたが、適切に計画されたランダム化比較試験(RCT)による検証は行われていなかった。これまでに経皮的左心耳閉鎖デバイスを用いた中規模のRCTが2件行われ、どちらも左心耳閉鎖の有効性を報告しているが、検出力が低い、高額なデバイスを用いている、AF合併心臓手術の多くを占める弁膜症患者が除外されているといった問題点があった。

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