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学会トピック◎第70回米国心臓病学会学術集会(ACC.21)
急性心筋梗塞へのARNIはACE阻害薬を超えず
PARADISE-MI試験の結果

米国ハーバード大学のMarc A. Pfeffer氏

 急性心筋梗塞(AMI)後のサクビトリルバルサルタン(以下ARNI)投与は、ACE阻害薬ラミプリル(国内未発売)投与より心血管イベントのリスクを10%抑制したが、有意差を示すには至らなかった。ARNIとラミプリルの効果をhead to headで比較したPARADISE-MI試験の結果で、米国ハーバード大学のMarc A. Pfeffer氏らが、バーチャル開催されている第70回米国心臓病学会学術集会(ACC.21、会期:5月15~17日)で発表した。

 AMIに対するACE阻害薬/ARBは、心筋リモデリングを予防してAMI患者の予後を改善するとして、特に左室機能低下症例に対しては禁忌がない限り投与すべきとされている。ARNIは心機能が低下した慢性心不全患者を対象としたPARADIGM-HF試験において、ACE阻害薬エナラプリルを上回る有効性を示した。PARADISE-MIでは、AMIに対しても慢性心不全と同様なACE阻害薬/ARBを上回る効果を期待できるかが検証された。

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