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整備費用を上限まで全額補助する特例は延長せず、今月末申し込み分までが対象
オンライン資格確認、本格運用を10月まで延期

 厚生労働省は2021年3月26日の社会保障審議会医療保険部会に、「オンライン資格確認等システム」の本格運用を10月まで延期することを報告した。もともとは2021年3月下旬に開始予定だったが、病院や診療所、薬局の導入準備に遅れが生じていることや、プレ運用でデータの不備によるエラーが発生していることなどを踏まえ、システムの安定性などを検証しながら順次参加施設を増やしていく。オンライン資格確認の環境整備にかかる費用を上限まで全額補助する特例については延長しない方針だ。

 オンライン資格確認の運用開始に向けては、3月4日から19施設でプレ運用が行われていた(関連記事:オンライン資格確認、19施設でプレ運用開始)。厚労省によると、プレ運用には500施設近くの申し込みがあり、段階的に参加施設を増やしていく予定だった。だが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響などによるシステム改修の遅れ、世界的な半導体不足によるパソコン調達の遅れ、一部カードリーダーメーカーの生産遅れなどにより、導入準備に遅れが発生。参加施設は3月26日時点でも病院22施設、医科診療所13施設、歯科診療所23施設、薬局42施設、合計100施設にとどまっている。

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