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学会トピック◎欧州脳卒中学会/世界脳卒中機関会議(ESO-WSO 2020)
卵円孔閉鎖デバイスによる治療、5年成績も良好
米ゴア社のCardioformを用いたREDUCE試験の延長追跡結果

米国ペンシルベニア大学のScott E. Kasner氏

 カテーテルデバイスによる卵円孔(PFO)の閉鎖で脳梗塞の再発予防が可能かを検証したREDUCE試験の、5年追跡成績が明らかになった。同試験の主要評価項目である24カ月後の成績と同様に、PFO治療群で有意な脳梗塞再発リスクの減少が認められた。11月7~9日にインターネット上で開催された欧州脳卒中学会と世界脳卒中機関の合同会議(ESO-WSO 2020)で、米国ペンシルベニア大学のScott E. Kasner氏らが発表した。

 REDUCEでは、PFOを有する潜在性脳梗塞症例(664例、平均年齢45.2歳)を、PFO閉鎖群または内科治療群に2対1の割合でランダムに割り付けた。PFO閉鎖群では抗血小板薬の投与とともに、Gore CardioformまたはGore HelexによるPFO閉鎖術を施行した。内科治療群では、抗血小板薬の投与のみを行った。中央値で3.2年の追跡で、臨床的な脳梗塞の再発はPFO閉鎖群441例中6例(1.4%)、内科治療群223例中12例(5.4%)であり、PFO閉鎖群の再発リスクは77%有意に減少した(ハザード比[HR]:0.23、95%信頼区間[95%CI]:0.09-0.62、P=0.002、論文:NEJM. 2017;377:1033-42.)。

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