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介護職員・管理者にCOVID-19への対応力の底上げを促す
厚労省、介護現場の感染対策の手引きを作成

介護現場における感染対策の手引き(第1版)

 厚生労働省は2020年10月1日、「介護現場における感染対策の手引き(第1版)」を公表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が続く中、介護現場における感染症への対応力の向上を目的として取りまとめたもので、自治体に関係機関への周知を求める。

 厚労省は高齢者介護施設などにおける感染対策として、「高齢者介護施設における感染対策マニュアル(改訂版)」を2019年3月に作成している。COVID-19のまん延によって、介護施設・事業所におけるクラスター(集団感染)や介護サービス休止が発生するという事態を受け、2020年度第2次補正予算の「介護施設及び介護事業所における感染症対策力向上事業」で、介護現場における感染症対策を底上げするための手引きを新しく作成した。

 手引きは168ページで、主な内容は、感染症や感染対策の基礎知識、ケアにおける対策、利用者や職員の健康管理、感染管理の体制づくり、発生時の対応など。疾患別でも、COVID-19について35ページを割いて対策を解説するほか、インフルエンザや腸管出血性大腸菌など14の感染症についても、特徴(潜伏時間、感染経路、症状)、予防法、発生時の対応を解説している。介護職員にとっては日常のケアを行う上で必要な感染対策の知識や手技を習得するための手引き、施設長や管理者にとっては自身の役割と感染管理体制の構築のための手引きになる内容としている。

 手引きとは別に、介護職員向けのマニュアルも、訪問系、通所系、施設系ごとに作成。1日の仕事の流れと感染対策のポイントを組み合わせて示すなど、理解が進むように工夫した。さらに、手洗いやマスクの着脱、排泄物の処理手順などを掲載したリーフレットも作成してある。

 これらの手引きやマニュアルは、厚労省の「介護事業所等向けの新型コロナウイルス感染症対策等まとめページ」からダウンロードできる。

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