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日医が「第7回 日本の医療に関する意識調査」、生活様式の変化で心身の不調も
COVID-19の感染リスクで「受診が不安」は7割

 日本医師会が実施した「日本の医療に関する意識調査」の結果で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による生活様式の変化で精神的不調を感じていると答えた人は35.6%と4割弱、体の不調を感じる人は20.7%と2割強になることが明らかになった。また感染リスクのために「医療機関の受診が不安」と回答した人は69.3%と約7割に上った。

 2020年10月7日の会見で日医常任理事の城守国斗氏は「COVID-19のまん延によって医療機関を受診することへの不安感が高まり、一部では心身の不調が見られる。必要な検査や診療を受けられる体制を確実に提供していく必要がある」と述べた。調査は2020年7月、無作為に抽出した全国の満20歳以上を対象に、個別面接で聴取して実施した。有効回答数は1212件。同調査は2002年以降、2~3年に1度実施しており、今回は7回目。医療への意識調査のほかCOVID-19の影響調査も目的とした。

 調査ではCOVID-19の影響について、「大いに不安を感じている」(32.9%)と「ある程度不安を感じている」(49.2%)という回答を合わせて、約8割が不安を感じていると答えた。生活面では、複数回答形式で「外出の減少により精神的不調やストレスを感じるようになった」という人は35.6%、「運動不足で体の不調を感じるようになった」という人は20.7%だった。一方、「感染症やワクチンへの関心が高まった」(37.2%)というプラスの側面もあった。

 医療機関の待合室などで感染症に感染する可能性について不安を感じていると答えたのは、「不安」(33.2%)と「やや不安」(36.1%)を合わせて69.3%と約7割だった(図1)。一方で受診形態に関する質問では、2020年4~5月に受診の必要があった562人を対象に複数回答で集計したところ、対面での受診を控えたのは14.6%にとどまり、「以前と同様に対面で受診した」という回答が約8割で最多だった。

図1 医療機関の受診の不安に関する回答結果(日本医師会資料より)

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