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日本医師会が新型コロナの影響をレセプトで調査
小児科、耳鼻咽喉科で総点数5割減も

 日本医師会は2020年7月22日に会見を開き、3~5月のレセプト調査結果を発表した。2020年5月の入院外総点数(入院外保険収入)は前年同月比で、病院が-11.6%、診療所では-20.2%だった。特に診療所の小児科、耳鼻咽喉科では総点数が5割以上減少するケースも見られるなど、影響が大きかった。

 調査は都道府県医師会が任意に抽出した病院・診療所を対象に実施し、693施設から回答があった。

 病院の5月の実績は、前年同月比で総件数(実患者数に相当)と総日数(延べ患者数に相当)が約2割、総点数が約1割減少。診療所では、これら全ての項目で約2割のマイナスだった。3~5月の総点数を診療科別で見ると、小児科(35.8%減)、耳鼻咽喉科(33.5%減)の下げ幅が全体(16.4%減)に比べて大きく、この2つの診療科では、5月には5割以上の減少が見られた施設もあった。診療所の医業利益(1カ月当たり)は、有床診療所は-360万円。無床診療所全体は-120万円で、小児科では-300万円、耳鼻咽喉科では-280万円と、いずれも赤字だった(図1)。

図1 診療所の医業利益への影響(日本医師会2020年7月22日会見資料より)

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