欧米で発売されているSGLT2阻害薬ertugliflozin(エルツグリフロジン、日本未承認)の心血管安全性を評価したVERTIS-CV試験の結果が、一部明らかになった。開発元の米メルクが、2020年1~3月期の決算報告の中で言及した。主要評価項目(心血管死亡+心筋梗塞+脳卒中)に関してプラセボ投与に比較した非劣性を示すことはできたが、副次評価項目として設定された心血管イベントの有意なリスク減少を示すことはできなかった。他のSGLT2阻害薬とはやや異なる結果であり、6月の第80回米国糖尿病学会学術集会(ADA2020、6月12~16日、ウエブ開催を告知)で発表されるその詳細が注目される。
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VERTIS-CV試験のtopline resultを米メルク公表
米4番目のSGLT2阻害薬、CVリスク減少示せず
エルツグリフロジンのCVアウトカム試験結果、詳細は6月のADAで発表
2020/05/07
高志昌宏=シニアエディター
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