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NEWS◎償還価格はオリジナル品の0.7掛、廃棄コスト削減にも貢献
国内第一号となるデバイス・ジェネリックが登場

 4月1日、国内第一号となる再製造医療機器(R-SUD)の販売が開始された。第一号となったのは、2019年8月に承認を取得した日本ストライカーの「再製造ラッソー2515」だ。心電電気生理学的検査および一時的ペーシング用の医療機器で、オリジナル品は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「ラッソー2515」。保険償還価格はオリジナル品の0.7掛となる。再製造できるのは1回限りだ。

 R-SUDとは、使用済みの単回使用医療機器(SUD)製品を洗浄、部品交換、滅菌などの処理を行い、再び使用できるようにした上で製品として販売するもの。「デバイス・ジェネリック」とも呼ばれる。院内での中途半端な洗浄・滅菌に代わり、企業が収集、分解、洗浄、部品交換、再組み立て、滅菌などの処理を行い再び製品として販売することで、安全性が担保された医療機器を廉価で入手できるようになると期待されている。

 欧米では2000年頃から制度が設けられ、普及が進んでいる。世界で最初に再製造の市場が誕生した米国では、2017年の市場規模は約3憶ドルで、年率5%の成長を続けている。日本でも、2017年にR-SUDに関する制度が新設された(関連記事:使い捨て医療機器は「再利用」から「再製造」へ)が、全く新しい市場ということもあり、第一号の登場には時間を有していた。日本の制度では、国内で使用された医療機器のみが再製造品として再度国内で販売可能となっている。

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