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学会トピック◎日本臨床倫理学会
上級臨床倫理認定士と登録制度をスタート
地域の倫理問題解決の拠点づくりを展開

 日本臨床倫理学会は2020年度から、上級臨床倫理認定士制度と臨床倫理に取り組む医療機関・地域の登録制度を本格化させる。医療現場に求められる倫理コンサルテーションチームの機能向上を図るとともに、地域での様々な臨床倫理問題の解決に寄与することが目的。

 同学会は2016年から、臨床倫理認定士(基礎編)の養成に取り組んできた。医療機関での倫理コンサルテーションチームの普及を目指したもので、2019年度中には800人余の認定士が誕生する。

 今回、創設する上級臨床倫理認定士制度は、臨床倫理認定士(基礎編)の資格を持つ人を対象に、(1)臨床現場で倫理コンサルテーションや倫理カンファレンスをコーディネートして実施し臨床に還元する、(2)組織や地域における倫理的対話の仕組みやルール作りの中核的な役割を果たす――の2つの能力を養うもの。1月には、2日間にわたる試行プログラムを実施。全国の20施設・地域(図1)から66人が受講した。

図1 日本臨床倫理学会の登録機関(2020年3月現在)

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