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NEWS◎延期された学術集会待たず発表へ
循環器学会、新しいガイドラインをウエブで公開
班長による動画解説も配信

 日本循環器学会は本日、延期が決まった3月の第84回日本循環器学会学術集会で発表予定だった新しい診療ガイドラインについて、一部は班長の解説動画も加え、同学会のウエブサイトで公開した(こちら)。

 本日公開されたガイドラインは、「冠動脈疾患患者における抗血栓療法(2020年フォーカスアップデート版)」「弁膜症治療のガイドライン(2020年改訂版)」「川崎病心臓血管後遺症の診断と治療に関するガイドライン(2020年改訂版)」「心アミロイドーシス診療ガイドライン(2020年版)」「不整脈薬物治療ガイドライン(2020年改訂版)」の5本。「不整脈薬物治療ガイドライン」以外は、班長による動画の解説付きだ。追って「大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン(2020年改訂版)」も公開予定。

 「冠動脈疾患患者における抗血栓療法」では、それぞれ2019年3月に発表された「急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版)」と「安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)」から、PCIを中心とした血行再建術後の抗血栓療法に関する部分に限定して、新たに発表されたSTOPDAPT2試験(関連記事)やAFIRE試験(関連記事12)、OAC-ALONE試験などの知見を加味する形で推奨を更新した。

 このようなガイドラインの部分改訂(フォーカスアップデート)は欧米ではよく行われているが、日本循環器学会としては初めてという。先に紹介した試験はPCI後の抗血栓薬併用療法の期間やレジメンを検討したもので、日本人患者を対象に行われた。我が国の日常臨床に直結するエビデンスが得られたことから、それを迅速に診療ガイドラインに反映すべきとの判断により、現行のガイドライン発表から1年というタイミングで部分改訂された。

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