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ニュース◎今回の風疹流行では全国で4例目
東京都で2例目の先天性風疹症候群を確認
推定感染地は国内、母親の妊娠中の罹患歴はあり

 東京都のWEB感染症発生動向調査によると、第44週(~11月3日)に、都内で先天性風疹症候群の症例が1例、確認された。都内では、2013年の風疹大流行時に2014年までに16件の報告があったが、2015年以降は発生が途絶えていた。しかし、第17週に1例が確認され、今回で2例目となった。昨年夏に首都圏を中心に広がった風疹の大流行下で確認された先天性風疹症候群は、全国では4例目となる(表1)。

 東京都健康安全研究センターが11月7日に発表した東京都感染症週報によると、症例は先天性風疹症候群の典型例で、推定感染地は国内、母親の妊娠中の罹患歴はありだった。風疹含有ワクチン接種歴は不明。

 同センターは1例目が確認された際、対策に言及。妊娠中に風疹に感染しないようにすることが第一であることから、ワクチン接種が重要と指摘していた。妊娠中はワクチン接種ができないため、妊娠前にワクチン接種をして抗体を獲得すること、妊娠のパートナーや職場の同僚、さらには同居の人もワクチン接種をして風疹感染を防ぐことが必要だとも強調。その上で、(1)妊娠を予定または希望している女性、(2)妊婦の同居者、(3)(1)の同居者、(4)30歳代から50歳代の男性――は特に、抗体検査やワクチン接種を検討するよう呼び掛けていた。

表1 全国でこれまでに確認された先天性風疹症候群(国立感染症研究所のデータを基に作成)

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