国立大学病院長会議は2019年10月4日、常置委員会後の定例記者会見を行い、現在議論中の医師の働き方改革に関して、大学における研究時間の確保に十分な配慮を求めていく見解を示した。

 医師の働き方に関しては、2024年4月から時間外労働を規制することが決まっている。一般的な医療機関では医師の年間の上限の残業時間について年960時間となるが、地域医療を確保するためにやむなく長時間労働とならざるを得ない場合(B水準)や、初期研修医専攻医(C水準)については年1860時間までの延長が可能となる。ただ、ここまでの議論では大学病院の特殊性は十分考慮されてこなかった。国立大学病院長会議会長で千葉大学病院長山本修一氏は、「大学病院では診療以外に研究教育の機能がある。研究・診療・教育の通算として勤務時間を満たすとされているが、いくら診療で効率化を進めても研究時間を削るしかない。既に大学に勤務する医師の研究時間は短くなっているが、働き方が変わると臨床

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