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NEWS◎国内生産に向けてキードラッグ10剤を選定
感染症関連4学会が抗菌薬安定供給に向けて提言

 日本化学療法学会、日本感染症学会、日本臨床微生物学会、日本環境感染学会は2019年9月3日、合同記者会見を開き、抗菌薬の安定供給に向けた提言書を8月30日付で根本匠厚生労働相に提出したと発表した。

 今年3月、セファゾリンの供給停止に端を発し、代替抗菌薬も相次いで不足した結果、多くの医療機関で適切な感染症治療が難しくなっている事態を受けて、今年4月に日本感染症学会が、5月に日本化学療法学会がそれぞれ緊急シンポジウムを開催した。抗菌薬を製造する上でさまざまな問題があることが浮き彫りになったことから、今回の提言をとりまとめた(関連記事:セファゾリン供給停止から見える後発品の問題セファゾリン供給問題に感染症関連学会どう動く)。

 提言書には(1)抗菌薬の生産体制の把握・公表、(2)国内で製造可能な条件の整備、(3)既存の抗菌薬の薬価の見直し、(4)厚生労働大臣のリーダーシップによる解決──が盛り込まれている。さらに、臨床上重要な抗菌薬として10剤をキードラッグに選定し、併せて提案している。

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