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「ロタウイルスワクチンのベネフィットはリスクを大きく上回るが……」
ロタウイルスワクチンの定期接種化は費用が課題
第32回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会

 厚生労働省は2019年8月7日、第32回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(部会長=国立感染症研究所長の脇田隆字氏)を開催した。ロタウイルスワクチンの定期接種化について、7月31日に行われた予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会からの報告を受け、ワクチンの評価にはおおむね了承した上で、定期接種化に当たっては接種にかかる費用を軽減する必要があるとの見方を改めて示した。

 ワクチン評価の結果、小委員会はロタウイルスワクチンは、ロタウイルス下痢症を発症するリスクを低下すると結論。安全性については、「ロタウイルスワクチン接種後に腸重積症の発症率が増加するリスクを否定することはできないが、このリスクは大きいものではない」とした。リスクベネフィット分析の結果、ロタウイルスワクチンによる副反応によって腸重積症が1例生じる間に、480例のロタウイルス胃腸炎入院例が予防されていると推計されたため、ベネフィットがリスクを大きく上回ると報告した。

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