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学会トピック◎第94回日本医療機器学会大会
再製造医療機器流通のために病院が注意すべきポイントは?
院内に強力なリーダーシップが不可欠

 2017年7月、単回使用医療機器(SUD)の再製造のための、「再製造単回使用医療機器基準」が告示された。現時点で国内で再製造された製品は上市していないものの、今後事業拡大が期待されている。

 再製造医療機器の原材料は医療機器から生まれる。では医療機関にはどのような対応が求められるのか。大阪大学医学部附属病院手術部・材料部・臨床工学部病院教授の高階雅紀氏は、第94回日本医療機器学会大会(6月13~15日、開催地:大阪)に登壇し、医療機関が取るべき対処法について説明した。

 そもそも再製造SUDが流通することによって医療機関が享受できるメリットは、単回しか使用できない医療機器の使用後の処分費用が不要になることだ。大阪大学医学部附属病院の規模になると「年間100万円ほどの削減」(高階氏)となる。さらに、使用済み医療機器の回収、再製造、販売というサイクルが動き出せば、使用済みの医療機器の回収に協力した医療機関には安価な再製造品を優先的に提供するようなインセンティブも登場する可能性がある。

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