IQVIAジャパングループはこのほど、平成年間(1989年~2018年)を通じた日本の医療用医薬品市場の売り上げデータを公表した。それによると、1989年に5兆5260億円だった日本の医薬品市場は、2018年には10兆3374億円と1.87倍に膨らんだ。特に、2008年以降9年間市場は拡大し続け、ピークは2016年の10兆6239億円。その後、2年連続して市場は縮小した(図1)。

図1 日本の医薬品市場の推移と伸び率
IQVIAジャパンによる。同社の統計書(1989年~2006年)およびデータベース(2007年~2018年)から作られたもの。(クリックすると拡大します)