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高精度で患者負担の少ない手術が可能に
ダヴィンチ手術、新たに12件が保険適用に

 中央社会保険医療協議会(中医協)は1月17日の総会で、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いたロボット支援下内視鏡手術について、保険適用となる手術の範囲を拡大することを了承した。これまで保険適用されていた2件に加え、腹腔鏡下胃全摘術など12件が4月から保険適用される(表1)。

 ただし診療報酬上は、既存技術と比較した優越性が現時点では示されていないことから、既存の鏡視下手術と同程度の評価になる見込みだ。現時点で、手術支援ロボットとして承認されているのは「ダヴィンチ」のみであるため、保険適用となるのはダヴィンチを用いたロボット支援下内視鏡手術のみだが、今後、内視鏡手術支援用のロボットが新たに承認を得た場合には同様に保険適用下で使用できる。

 厚労省は、新たに保険適用となる手術につき、施設基準や術者条件を設けることを検討している。既に保険適用となっている腎癌、前立腺癌に対するロボット支援下内視鏡手術と同様の要件が設けられることになりそうだ。

 「ダヴィンチ」は低侵襲の鏡視下手術にロボット機能を付加することにより、より細密で正確な動きを可能とする。現在米国では約2500台導入されており、国内には約250台導入されている。今回保険適用が了承された腹腔鏡下胃切除術は、これまで先進医療として実施されていた。

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