先天性のサイトメガロウイルス(CMV)感染の診断を目的とした体外診断薬(商品名ジェネリス CMV)が1月1日、保険収載された。検査の対象となるのは、先天性サイトメガロウイルス感染が疑われる生後3週間以内の新生児で、尿中のサイトメガロウイルスDNAを検出する。等温核酸増幅法により2時間以内で判定できる。
 先天性サイトメガロウイルス感染症は、妊娠中に感染することで胎児に奇形などの重篤な症状を引き起こす母子感染症であるTORCH症候群(T:先天性トキソプラズマ症、O:先天梅毒など、R:先天性風疹症候群、C:先天性CMV感染症、H:新生児ヘルペス)の1つ。日本では年間約3000人の先天性感染症児が生まれていると推定されている。出生時に症状がなくても、後に発達障害や難聴などが明らかになる場合もある。
 近年、先天性サイトメガロウイルス感染による症状が見られる児に対して、早期に抗ウイルス薬で治療を行うことで難聴や精神遅滞を抑えられることが分かってきた。

サイトメガロウイルスのDNA検査薬が保険収載の画像

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