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下肢筋力、歩幅、身体状態・生活状況の結果を基に判定
日本整形外科学会、ロコモの臨床診断値を発表
ロコモ度1は約4600万人、2は約1400万人と推定

2015/05/19
佐藤寿=日経メディカル

ロコモ チャレンジ!推進協議会委員長の大江隆史氏

 日本整形外科学会は5月15日、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の段階を判定するための臨床診断値を策定した。下肢筋力を調べる「立ち上がりテスト」、歩幅を調べる「2ステップテスト」、身体状態・生活状況を調べる「ロコモ25」の3つのテスト結果を基に、ロコモ度1ロコモ度2かどうかを判定する。ロコモ チャレンジ!推進協議会委員長の大江隆史氏(NTT東日本関東病院整形外科主任医長)は、「約1500人のデータを踏まえると、日本でロコモ度1に該当するのは約4600万人、ロコモ度2は約1400万人と推定される」と言う。

 同学会は、国民の運動器への関心を高め、ロコモ予防を通じて健康寿命の延伸に寄与することを目指している。そこで、ロコモの予防、ロコモに該当する人の悪化防止といった予防医学的見地から、ロコモに関する客観的な基準を設ける必要があった。

 立ち上がりテストは、座った状態から片足あるいは両足で決まった高さ(10cm、20cm、30cm、40cm)から立ち上がれるかを見る。2ステップテストは、できる限り大股で2歩歩き、2歩分の歩幅を計測し、それを身長で割った値を算出する。ロコモ25は25項目からなる自記式質問票で、各質問の5つの選択肢に応じて0~4点を加算していき、合計点(0~100点)を求める(点数が低いほど良い)。

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