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学会速報◎日本医学会総会 2015 関西より
集中治療医学会など3学会が終末期医療で緊急提言

「医学会全体として終末期医療ガイドラインを策定する時期に来ている」と話す氏家良人氏。

 昨年11月に合同で終末期医療ガイドラインを策定した日本集中治療学会、日本救急医学会、日本循環器学会の3学会は、医学会や医療界全体で統一した終末期医療ガイドラインを国民に提案するべきだとする緊急提言を行った。4月11日に開かれた日本医学会総会のセッションで、日本集中治療医学会理事長の氏家良人氏らが提言した。

 このセッションは当初のプログラムには予定されていなかったが、氏家氏が開催地の京都大学関係者を通じて総会関係者に要望し実現した。「今回の医学会総会では、終末医療を含む死生学が柱の一つになっていたので、ぜひにとお願いして枠を頂いた」と氏家氏は経緯を話す。

 セッションでは、上記の3学会を代表する医師が、それぞれの立場から合同ガイドラインの作成経緯や意義、内容を解説。「適切な治療を尽くしても救命の見込みがないと判断される時期」を救急・集中治療における終末期と定義し、患者の意思に沿った選択をすること、それが不明な場合は患者にとって最善と考えられる選択を優先することとし、その判断は複数の医師やコメディカルスタッフからなる医療チームで行うことなどを示した(関連記事)。

 それらを踏まえ、最後に座長の氏家氏が緊急提言として、以下の3項目を提示した。

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