元上司2人によるパワーハラスメントと長時間労働が原因で、男性勤務医のA氏(享年34歳)がうつ病を発症し自殺に至ったとして、A氏の両親が元上司2人と勤務先の公立八鹿病院(兵庫県養父市)に約1.7億円の損害賠償を求めた裁判の控訴審判決が3月18日、広島高裁松江支部で行われた。
昨年5月の一審判決(関連記事)では、医師であるA氏がうつ病を防げないことなどを理由に損害額の2割が「過失相殺」として減額されていたが、控訴審判決ではこれを不当と判断し、被告側に2000万円の追加支払いを命じた。
一方で、被告人である上司2人には、地方公務員であることから国家賠償法を適用し、損害額の個人請求を認めないとする判決を下した(関連記事)。
判決後に行われた原告側会見の一問一答は次の通り。
――控訴審判決が出ました。一言お願いします。
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