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NMO調査◎抗凝固薬に関するアンケート(その2)
NOACで血栓塞栓症リスク減った、使用経験者の22%が実感

 日経メディカル Onlineでは、4つの新規経口抗凝固薬NOACs)について、使用経験と評価を明らかにするための調査を実施してきた。3月調査では、心房細動患者に対するNOAC使用で血栓塞栓症のリスクは減ったという実感があるか尋ねた。その結果、使用経験者全体で21.7%が実感があると回答した。「実感がない」は20.3%だった。

 日経メディカル Onlineでは、医師会員の循環器内科医と一般内科医を主な対象として「抗凝固薬に関するアンケート調査」を実施した。調査期間は3月9~13日で、505人から回答を得た(調査の詳細と回答者のプロフィールは文末参照)。

 2011年に直接トロンビン阻害薬のダビガトラン(商品名プラザキサ)が登場したのを皮切りに、2012年に第Xa因子阻害薬であるリバーロキサバン(商品名イグザレルト)、2013年に同じく第Xa因子阻害薬であるアピキサバン(商品名エリキュース)と、3つの新規経口抗凝固薬が出そろった。また2014年9月には、整形外科領域で使われているエドキサバン(商品名リクシアナ)が「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制」と「静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制」の両適応症で効能追加承認を取得。12月には同薬の60mg錠が新発売(剤形追加)となった。

 調査では、心房細動患者に対するNOAC使用で血栓塞栓症リスクあるいは出血リスクが減ったという実感があるかどうかを質問した。

 その結果、使用経験者全体(n=423)でみると、血栓塞栓症リスクが減ったとの「実感がある」は21.7%だった。「実感はない」は20.3%で、「実感がある」が1.4ポイント上回った(図1)。

 使用経験の薬剤別に見ると、使用経験がダビガトランのみ群(n=45)では35.6%が「実感がある」と回答。「実感はない」が11.1%だった。このグループが「実感がある」と「実感がない」の差が最も大きかった。

 使用経験がリバーロキサバンのみ群(n=45)では、「実感がある」が26.7%、「実感がない」が13.3%だった。

 複数薬の使用経験者では、ダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバンの使用経験がある群(n=83)で、「実感がある」と「実感がない」が19.3%で並んだ以外は、いずれも「実感がない」が「実感がある」を上回った。

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