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自治体における「ロコモ」認知向上、運動機能改善が狙い
日本整形外科学会が「ロコモ」予防プログラムを発表

日本整形外科学会内に設置された「ロコモ チャレンジ!推進協議会」のウェブサイト

 日本整形外科学会(理事長:九州大学整形外科学教室教授の岩本幸英氏)内に設置された「ロコモ チャレンジ!推進協議会」(委員長:江戸川病院[東京都江戸川区]慶友人工関節センター長の泉田良一氏)は7月3日、地方自治体向けのロコモティブシンドロームの予防プログラムである「ロコモメイトプログラム」と「ロコモコールプログラム」を発表した。

 ロコモティブシンドローム(ロコモ)は寝たきりの大きな原因であり、日常生活に制限のない期間、いわゆる健康寿命の延伸に欠かせない要素となる。そこでロコモは、2013年に開始された国民の健康づくり運動「健康日本21(第2次)」において、2012年時点で17.3%だった国民の認知度を、10年後に80%まで上昇させるという数値目標が設定されている。

 これまで、同協議会ではウェブサイトなどを通じて予防啓発活動を行ってきた。早期発見のため、7つのチェック項目からなる「ロコチェック」や、将来ロコモになる可能性を判定する「ロコモ度テスト」、ロコモを予防するためのトレーニング「ロコトレ」などを紹介していた。

 今回発表したのは、自治体と同協議会が連携して取り組むプログラムだ。「ロコモメイトプログラム」は、ロコモに関する全年代向けの健康教育。ロコモの正しい知識やロコモ度テスト、正しいロコトレのレクチャーなどを行う。修了者には「ロコモメイト」認定証を授与する。

 「ロコモコールプログラム」は、運動器の機能改善を目指したロコトレを継続させるためのもので、対象は要支援者や介護二次予防対象者、運動機能に不安がある人に限られる。ロコトレを効果的に行うには、2~3カ月は継続する必要がある。そこで、ロコトレ指導後の3カ月間、対象者には週1~2回、継続を促すための電話をかけるというものだ。3カ月が経過した時点で再度ロコモ度テストを行い、改善度と運動の重要性を認識させる。

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