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山梨大若山氏STAP幹細胞の解析結果を公表
STAP細胞が実はES細胞だった可能性も
小保方氏には「解決に向けて行動を」と呼び掛け

記者会見を開いた山梨大の若山照彦氏。

 山梨大学生命環境学部生命工学科教授の若山照彦氏は2014年6月16日、研究室に保存していたSTAP幹細胞の第三者機関による解析結果を発表した。その結果、そのほとんどがSTAP細胞樹立のために若山氏が提供したマウスとは異なる由来であることが明らかになった。

 STAP幹細胞とは、Nature誌の論文によれば、STAP細胞をACTHとLIFを含む培地で培養、誘導した細胞。STAP細胞と異なり、自己増殖能が高い。増殖能のない「STAP細胞は使い切ってしまった」(若山氏)ため、保存されていたSTAP幹細胞が解析対象となった。

 解析されたSTAP幹細胞は、FLS株、AC129株、FLS-T株の3種類。いずれも若山氏が作製した生後1週齢以内のマウスを理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)研究ユニットリーダーの小保方晴子氏に渡し、小保方氏によって樹立されたSTAP細胞から作られたものだという。加えて、若山氏がコントロール用に樹立したES細胞株1種類と、若山氏の研究室で維持しているマウスについても解析を行った。解析項目は、GFP遺伝子が挿入された染色体番号、コピー数、GFP遺伝子のホモ/ヘテロ、性別。解析結果は表の通り。

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