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慶応ビジネススクールが「ヘルスケア」をテーマに国際フォーラム
「高齢化は医療費増の主要な推進因子ではない」

2014/03/19
千田敏之=医療局編集委員

 慶応義塾大学ビジネス・スクール(KBS)をはじめ世界6カ国(日本、米国、フランス、ドイツ、中国、ブラジル)のビジネススクール6校から成る国際共同研究・教育のアライアンス「The Council on Business & Society(CoBS)」は、ヘルスケアをテーマとした国際フォーラム「Second Annual International Forum 2014 ~Health and Healthcare」を2014年3月6~7日に慶応義塾大学日吉キャンパスで開催、各国の医療政策や医療ビジネスの専門家が活発な議論を交わした。

健康経営はグローバル企業にとって大きな課題
 議論されたテーマは3つ。1日目は「健康な従業員、健康な企業」で、健康経営をテーマにした講演やパネルディスカッションが行われた。基調講演を行ったマッキンゼー・アンド・カンパニー東京オフィスの上級共同経営者、アクセル・バウアー氏は、ドイツやインド、さらにはGEのようなグローバル企業の例を挙げて、世界における健康経営の潮流を紹介した。

 また小社発行の『医療戦略の本質』のマイケル・E・ポーター氏との共著者、米国ダートマス大のエリザベス・オルムステッド・テイスバーグ氏も登壇、「従業員の健康維持・増進に企業が果たすべき役割は大きい。特にグローバル企業は健康プログラムに世界のどこの国でも取り組む必要がある。それが企業活動の効率を向上させ、企業価値も高める」と述べた。その後の分科会「従業員の健康戦略の実行」では、日立製作所が作った減量プログラムの内容と成果や、米国のヘルスケアIT企業、サーナー(Cerner)社が従業員向けに提供している様々な健康プログラムが紹介された。

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