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NEWS◎東京都緩和医療研究会が第1回学術集会を開催
圏域超えたがん医療の連携体制づくり訴え
“入棟待ち”など緩和ケア病棟の課題も浮き彫りに

「圏域を超えたネットワークづくりが必要」と話す都立駒込病院の田中桂子氏。

 1月12日、都内で第1回東京都緩和医療研究会学術集会が開催された。高齢化が急速に進む都市部では、緩和ケア領域においても地域連携が課題の一つとなっている。この日行われた学術集会では「東京都の現状」と題した特別講演が開かれ、緩和ケア病棟との連携の難しさなど現場の実情が語られた。

 特別講演に登壇した田中桂子氏(都立駒込病院緩和ケア科医長)は、東京都の地域特性として、高度で大規模な専門機関が区中央部に集中していること、交通網が発達しており二次医療圏にとどまらず都内全域、さらに隣県、全国からがん診療拠点病院に患者が集まってきていることなどを挙げた。その上で、「入院中のがん患者の3人に一人は、その施設が属する二次保健医療圏外の居住者。(関係職種による)圏域を超えたネットワークづくりが必要だ」と話した。

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