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米国泌尿器科学会が前立腺癌検診で新ガイドライン
「日本のガイドラインを変更するつもりはない」

2013/06/19
北澤京子=日経ドラッグインフォメーション

 米国泌尿器科学会(AUA)が5月に発表した、前立腺癌の早期発見に関する新しい診療ガイドライン(以下、 AUAガイドライン)では、前立腺特異抗原(PSA)を用いたスクリーニング検査の位置づけが大きく変更された。

 AUAの従来の考え方は、前立腺癌の早期発見に主眼を置き、40歳時点でベースラインのPSA値を測定しておくよう推奨するというものだった(J Urol. 2009; 182: 2232-41.)。今回のAUAガイドラインは男性の年齢別に推奨が示され、40歳未満の男性には「PSA検診は勧められない」、40~54歳で平均的リスク、70歳以上、および年齢を問わず余命10~15年未満の男性には「ルーチンのPSA検診は勧めらない」と記載された。55~69歳の男性にPSA検診を行う際も、有益性(10年以上にわたって検査を行った1000人につき1人の前立腺癌死亡を予防)と検査や治療に伴う有害性とのバランスを考えた上で、「“shared decision-making”が勧められる」と記載された(表1)。

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