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KYOTO HEART Studyに利益相反に関わる問題があったと認定
日本医学会が利益相反のガイドライン改定へ

 日本医学会は5月24日、京都府立医大で行われたバルサルタン(商品名ディオバン)の臨床研究「KYOTO HEART Study」について利益相反委員会を開催。委員会終了後の記者会見で、KYOTO HEART Studyについて利益相反に関わる問題があったことを認め、バルサルタンに関連するその他の臨床研究を行った大学への調査委員会の設置および、バルサルタンを販売するノバルティス ファーマに対して金銭関係の公表を求めていくことを明らかにした。

 日本循環器学会はKYOTO HEART Studyについて、(1)過去1年に200万円以上の寄付に関する利益相反の開示、(2)企業の社員が研究に関与したことの開示――の2点について、同学会の利益相反に関するガイドラインに抵触していると日本医学会に報告。日本医学会会長の高久史麿氏は「明らかに誤りだったと思う。医学研究の倫理だけでなく、社会の倫理としてもおかしい。このようなことは二度とあってはならない。『信頼が揺るいだ』と言われても仕方がない」と話した。

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