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富士経済が後発品の市場予測を公表
後発品シェア、2015年には7.8%まで伸長

 市場調査を行う富士経済はこのほど、国内の後発医薬品の2015年の市場規模予測を公表した。

 2011年の後発品市場は、前年比8.1%増の4840億円。これは医療用医薬品全体(7兆8426億円)の6.2%に相当する。既にDPC導入病院の院内処方における後発品への切り替えはひと段落したものの、診療報酬上のインセンティブが影響し、薬局や診療所での後発品導入が広がっているものと見られる。富士経済の予測では、この後発品市場が2015年には6837億円まで拡大し、医療用医薬品全体に占めるシェアが7.8%にまで伸長するとしている。

 薬効領域別に見ると、2011年に最も後発品が売れたのは高血圧症・肺高血圧症治療薬で484億円。2008年にアムロジピン(商品名:ノルバスク、アムロジンほか)の後発品が登場して以降、市場が活性化。今後も、2012年のロサルタン(ニューロタンほか)を皮切りに、ARBの特許が相次いで切れることから、降圧薬の後発品シェアは拡大するものと見られ、2015年の後発品市場を690億円と同社は予測している。

 なお、バイオ医薬品と同じアミノ酸配列を持ち、同等・同質の品質や安全性、有効性を有するバイオ後発品(バイオシミラー)の市場は、2011年時点では28億円にとどまっている。ただし今後、各社からバイオシミラーの製品投入が相次ぐため、2015年には市場は214億円まで拡大すると予測されている。

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