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厚労省は情報提供を呼びかける課長通知を発出
新規のダニ媒介性感染症「SFTS」で国内初の死亡例

 厚生労働省は1月30日、ダニが媒介する感染症である「重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome:SFTS)」が国内で初めて確認されたと発表した。患者は山口県に住む成人女性で、昨年秋に死亡した。

 SFTSは、ウイルスを保有するフタトゲチマダニ(写真1)、オウシマダニなどマダニ類の咬傷を受けることで感染、発症するウイルス性感染症。感染者の血液や体液による接触感染も報告されている。潜伏期間は6~14日ほどで、症状は発熱、倦怠感、消化器症状など。検査所見としては血小板減少(10万/mm3未満)、白血球減少、血清電解質異常(低Na血症、低Ca血症)などを認める。有効な抗ウイルス薬はなく、対症療法が主体となる。

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