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HbA1c 7.8%で変更を考えるが、実際は8.5%…
インスリン療法の強化、理想と現実のギャップは“0.7%”

 インスリン療法の強化や種類変更を考えるタイミングはHbA1c 7.8%(NGSP値、以下同)だが、実際の変更はHbA1c 8.5%。インスリンを既に導入している患者においても、治療の理想と現実には“0.7%”のギャップがあるという実情が、日本の医師256人を対象に日本イーライリリーが行った調査で明らかになった。

 以前に日本で行われたDAWN JAPANスタディでは、2型糖尿病におけるインスリン導入にHbA1c 0.9%のギャップが認められた。では、既にインスリン療法を行っている患者において、強化や変更はどれほど難しいのか? これが今回の調査のテーマとなった。

 調査対象は、月10人以上にインスリンを処方する糖尿病/代謝・内分泌科の専門医および一般内科医256人(勤務医と開業医が128人ずつ)。インスリン療法の強化/変更の状況をインターネットで尋ねた。

 75歳未満の2型糖尿病患者において、インスリン療法の変更を考えるHbA1cの値を医師に尋ねた結果、平均は7.8%。これに対し、実際に変更した患者のHbA1cはいくらなのか(直近3例の平均)を尋ねてみると、結果は8.5%。実に“0.7%”が理想と現実のギャップだった。医師自身が糖尿病患者である場合、変更を考えるのは7.4%というレベルで、ギャップはさらに大きいことが予想された。

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