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“強化”SMBGがインスリン治療患者の血糖コントロールを改善

加藤内科クリニック管理栄養士・日本糖尿病療養指導士の加藤則子氏。

 インスリン治療中の患者に対して血糖自己測定(SMBG)が推奨されているが、SMBGを行っても良好な血糖コントロールが得られない患者は少なくない。加藤内科クリニック(東京都葛飾区)管理栄養士・日本糖尿病療養指導士の加藤則子氏は、1日7回、3日連続で測定を行う「structured(意味のある) SMBGプロトコル」によって血糖変動パターンを細かく把握することで、インスリン治療患者の血糖コントロールが改善されたとする報告を、6月に米サンディエゴで開催された米国糖尿病学会(ADA2011)で発表した。

 対象は、インスリン治療中の糖尿病患者86人(うち1型糖尿病6人)。通常のSMBGを行う群(通常SMBG群:n=43)と、通常のSMBGに加えて1カ月に1回、3日連続で頻回の血糖自己測定(食前、食後、就寝時の1日計7回)を実施する「structured SMBG群」(強化SMBG群:n=43)の2群に無作為に分けた。

 通常SMBG群では、1日1~3回の血糖自己測定結果を食事内容などとともに記録。強化SMBG群では、ロシュ・ダイアグノスティックス社の「Accu-Chek 360° View 血糖測定分析システム」(写真)を使用し、最低3カ月間、プロトコルを継続してもらった。このシステムは、連続3日間の血糖測定結果や食事量を手書きで記入できる専用の記録用紙のことで、測定結果をグラフにプロットすれば、血糖の日内変動パターンを一目で把握できる。

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