厚生労働省は5月24日、イレッサ訴訟に関して同省が和解反対の見解案を学会や関係者に示したとされる問題について、検証チーム(主査:小林正夫厚生労働大臣政務官)の調査報告書を公表した。
今年1月7日、イレッサ訴訟について東京・大阪地方裁判所が和解勧告を行ったことを受けて、複数の学会などが「国や製薬企業の責任を問うべきではない」とする見解を発表(関連記事:2011.1.24「学会などがイレッサ訴訟の和解勧告に異論」)。だが、これらの見解の背景に厚労省からの働きかけがあったとの報道を受け、3月3日に同省が検証チームを発足させて事実関係を調査していた。
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